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【USCPA合格体験記 Vol.5】退職して学習を進め、卒業後1年で全科目合格(2019年2月合格)

2019年4月6日
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今回の合格体験記は2019年2月のScore ReleaseでUSCPA(米国公認会計士)試験に全科目合格された方となります。学生時からUSCPAの勉強に勤しみ、卒業後もアルバイトと並行して勉強を継続し、合格に至りました。

■自分自身のバックグラウンド

大学では外国語学部で英語を専攻していました。高校卒業まで運動や部活動ばかりであまり勉強した経験がなく、大学に入学したのも、ただ受かったからという安易な考えからでした。入学してしばらく時間が経ってから、真剣に自分の将来について考えるようになり、今はとにかく目の前の物事に全力を尽くそうと英語を勉強し始め、3年次には長期の留学も経験しました。

■USCPAを目指した理由

一番大きなきっかけは、英語学習のために見ていたビデオの先生がUSCPAで、日本人でありながらオーストラリアの大手監査法人で働いている姿にとても憧れた、というものですが、今思い返すと、色々な出来事が重なって、USCPAになるために努力していたのだと感じました。

私が留学した地域は、韓国から多くの学生が英語を学びに来ていました。教育熱心な国ということもあり、学生たちのほとんどがすでに英語をマスターしていて、その他に誰にも負けないようなすごい特技やマルチな才能を持っていました。そんな彼らのそばで、英語すらもまともに話すことのできなかった私は、就職するまでに語学力以外にも何かもう一つ誇れるようなものを作ろうと心に決め、より一層努力するようになりました。

その他にも、身内に経営者が多いということもあり、幼い頃から、将来は何か経営者の助けになれるような仕事がしたいと思っていました。USCPAは、資格を取り、業務を通じて理解を深めることで、会計士として経営者を助けるアドバイザリー業務に携わることができるため、私の目標を達成することができると考えました。実際に勉強してみると、会計の知識はもちろん、経済学、税法、IT、監査論、内部統制など広い分野を学べるといったことも非常に魅力的でした。

■USCPA学習中の体験(受験スケジュール・苦労したこと)

<苦労したこと>
まず苦労したことは、英語で書かれた問題が読めない、理解できないということです。私は学習を始めた当時、留学経験もありTOEIC820も持っていたので、予備校の謳っている必要な基礎英語力よりも大幅に高いスコアだから大丈夫だろうと軽く考えていました。問題は当然、日本語でも学習したことのない範囲から出るものなので、分かるはずがありません。それでもくじけず、まずはしっかりと予備校のテキストを読み込むことから始め、だんだんと理解できるようになっていきました。

もう一つ苦労したことは、長い期間を乗り切るための気持ちのコンロールです。この資格は一般的に1年以上かかると言われていて、私のように受験資格である会計単位取得の要件を満たしていない受験生はさらに単位を取得するプログラムを受け、単位を取得するための試験を受けなければならないため、非常に時間も費用もかかる資格です。学習を始めてから半年は、大学の授業も出ていたということもあり、切り替えて集中することができずそれぞれの科目の大枠を捉えるだけしかできませんでした。

これではいつまで経っても合格できないと考え、モチベーションを最大にするために東京で行われる予備校の生講義に出席し、共に頑張る友人を作りました。その他にも、今無駄にしている時間だけ会計士になるのが遅くなると自分に言い聞かせ、時には会計士として働く自分を想像してモチベーションを維持しました。

<受験スケジュール>
前述の通り、私は受験資格である会計単位を持っていなかったので、まずは単位を取得することから始めました。単位認定試験ですらも難しく感じ(※1)合格できるか不安で、なかなか受験できず最終的に単位が揃って受験手続きを終えるまで1年かかってしまいました。本試験4科目は問題にも恵まれ、運良く4科目中3科目を一発合格することができ、落としてしまったREGも2回目で合格することができたためトータルでは1年9ヶ月で終えることができました。

私が思うベストなスケジュールは、単位認定試験の範囲が終わったらすぐにその範囲の試験を予約し、知識が新しいうちにうけ、早々に必要単位を取得すること。そして短い期間をしっかり集中して1科目ずつ本試験を受けていくということの2点です。私の感覚では全ての科目の講義を受けた後に、FARとREGは最低2ヶ月、BECとAUDは最低1ヶ月それぞれ1科目に絞って集中する時間を作れば75点の合格点に乗ってくるという印象を受けました。このやり方で行くと、私のような状況であっても1年でなんとか合格できる計算になります。

※1:単位認定試験の難易度は、予備校及びその提携先の大学により異なります。

■全科目合格しての感想と今後のキャリアについて

<全科目合格しての感想>
合格してみて思ったことは、USCPAは努力した人を裏切らない資格だということです。予備校が宣伝しているような簡単な資格では決してないですが、時間をかけて勉強すればするだけ本試験の点数も高かったように思います。実際に、私は不安から受験の時期を先延ばしにしてしまってしまいましたが、単位認定試験は50%以上、本試験は75%以上で合格することができるので、自分で決めた期間の中で「やれるだけのことはやった!」という気持ちになることができたのち受験したならば必ず結果がついてきます。

簡単なテクニックとして私が使ったものは、試験の前日は早く起きてその日しっかり眠れるようにすることや、試験中の休憩15分間にカロリーメイトなど簡単に食べることのできるものとカフェインの入った飲み物を飲んで後半に備えることです。それとこれは個人差もあると思いますし参考になるかわかりませんが、1科目4時間の試験で時間が多く余ってしまったとしても、決して落ち込まないでください。私はAUD、2回目のREGで1時間ずつ時間が余りましたが問題なく合格していました。

<今後のキャリアについて>
私は社会人経験がなく、大学を卒業してからは1年間アルバイトをしながら受験勉強していたため、この度内定を頂いた監査法人が社会人として初めての職場になります。私のキャリアゴールは、アドバイザリー業務もできるプロの会計士になることなので、これからはその目標を達成するために、監査業務を通じて企業や業界のことを深く理解して成長していきたいと考えています。やっと合格し、たくさんの方々のおかげで内定をいただけたので、日々感謝の心を忘れずにいたいです。
 

■これからUSCPAを目指す皆様へ!!!

私はこの資格を通じて、目指していた業界で働くことができただけでなく、学ぶことの大切さや、日々チャレンジし続け成長することの楽しさを学びました。実際、この資格は私の人生を変えてくれた資格でしたが、これがもし仮に希望の業界で働くことができなかったとしても、その過程で得たものだけで、「この資格を取得してよかった。」と思えるほどたくさんのことを経験し、それだけ大きなものを得ることができました。マラソンのように長く、苦しい資格ですが、もしも迷っているならば、やってみる価値はあると思いますよ!!

これを読んでくださった皆様が、無事USCPAに合格されますように。

■編集者より

この方との最初の接点は昨年12月にお電話を頂いたことから始まりました。当時3科目合格の状態で監査法人に複数応募して全て書類選考で見送りとなり、「どうしよう…」「全科目合格しても仕事が見つからないんじゃないか…」と混乱し意気消沈した状態であったことを覚えています。

気持ち的にはどん底の状態であったことと思います。そこから這い上がって最後の1科目の試験に挑んで合格したことに加え、その後の転職(就職)活動も苦戦しながらも一つ一つの課題に真摯に取り組み、内定を得られたことは本当に素晴らしいことと思いますし、高い壁を乗り越えたことが、これから仕事を行っていく、人生を歩んでいく上で、大きな自信となったことと思います。

二人で転職活動を振り返ったのですが、転職先が決まったきっかけは、私が別件でお電話した際に、「そういえば、これって…」というちょっとした提案からでした。再応募含めなかなか順調に進めることができなかったのですが、そのきっかけから一点突破で負けられない戦いに挑み、見事打ち勝ち内定を得るに至りました。

私の手柄だと言いたいわけではなく、この方の『一生懸命さ』『ひたむきな姿勢』から、そのきっかけが生まれたに過ぎない、つまり、それらがなかったら、恐らく編集者としても「何とかしてあげなきゃ」と心から思うこともなく、「そういえば…」なんて余計な話はしていなかったのだと考えています。(編集者も人間ですので。)

『一生懸命さ』『ひたむきさ』という言葉が適切かどうかはわかりませんが、常にこれらを持ち続けることで、自然と周囲からのサポートも得られることと思いますし、これから仕事を進めていく中でも、自身の持つ大きな財産として変わらず大切にしてほしいと願っています。

≪USCPAキャリアナビ≫では・・

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