USCPAの転職成功事例

外資系企業の経理から大手監査法人のアドバイザリー部門へ

20代後半/男性/USCPA全科目合格

業界カテゴリ
監査法人
資格カテゴリ
全科目合格

転職活動に向けて~転職相談から求人の提供まで~

≪転職活動時の相談≫
今回の転職活動の2年前に転職活動を行っており、その際も転職のサポートをさせて頂きました。当時はUSCPA(米国公認会計士)合格に向けての学習真っただ中の状況で、日系企業の経理から外資系企業の経理への転職を見据えて活動を行っておりました。その時は他の人材紹介会社から紹介された外資系企業から内定をもらい、そのままその会社に入社しました。

それから2年を経て、再度転職活動を行いたいとのご連絡を頂き、現在の状況と今後の方向性の確認のために来社頂き面談を実施。前回の転職時は、残業過多な職場環境から脱したいという気持ちと、外資系企業に対する憧れもあって転職をしたのですが、細分化された業務の一つしか担当できず、ローテーションがあると言われていたのにその気配もなく、キャリアに行き詰まりを感じながら日々働いている状況でした。

その2年間の遅れを取り戻すべく、より専門性の高い業務を行いたいという気持ちが高まり、ちょうどUSCPAに全科目合格を果たしたタイミングも相まって、会計系のアドバイザリー業務への転職を見据え、活動を再開することになりました。

≪転職で本人が望むこと≫
・専門性の高い業務経験を積んでいきたい
・会計を軸に多くの企業に関れるアドバイザリー業務に携わりたい

≪提供した求人情報≫
・大手監査法人 会計系アドバイザリー部門 2件
・ブティック型会計系アドバイザリー会社 1社

いざ転職活動へ~経歴書類の作成から内定まで~

≪経歴書類の作成と書類選考について≫
ご紹介させて頂いた3社とも応募したいとのことで、まずは以前の転職活動で使用した経歴書類をベースに、現職の職務内容を加え、アップデートする作業から進めて頂きました。

職務経歴書の職務内容詳細については、時系列で古い順に記載、新しい(現職)順に記載、の2パターンが考えられます。着実にスキルアップしている方の場合は、新しいものから記載する方が良いのですが、この方の場合は経験やスキルの面では明らかに1社目の日系企業の方が上であったため、その経験が職務経歴書の1枚目上部に来るよう、古い順で作成をお願いしました。

また、アドバイザリーとしての経験を持っていないため、志望動機には「なぜアドバイザリーをしたいのか?」にフォーカスした内容にして頂き、各応募書類を整えて頂きました。

その後、応募希望を頂いた3社へ推薦の手配を進めたところ、応募前から応募要件の厳しさを感じていたブティック型のアドバイザリー会社は書類選考で不合格となってしまったものの、大手監査法人の2社からは面接にお越し頂きたいとのご連絡を頂戴しました。

≪面接に向けて≫
前回の活動で中途採用の面接をかなりこなしており面接慣れもしているため、特に面接練習の場を設けることはしなかったのですが、二点だけ第一印象に関してアドバイスを入れさせて頂きました。

現職の在籍期間が2年間という短い期間であるため、「再度転職活動を行っている理由」について深く突っ込まれる可能性が高く、それに対して自身の言葉でしっかりとした理由を伝えられるよう準備をしておくこと。

また、体脂肪率1桁台では、と思えるくらい瘦せ型のほっそりとした体格で、虚弱で線が細い印象を与えかねない程でした。見た目とは裏腹に、1社目の激務の会社でも一度たりとも体調不良で欠勤したこともないくらいタフな方で、会話が進んでいくうちに解消はされるのですが、やはり第一印象が与える影響はその後の面接の内容にも関わってきます。ありきたりながらも、声の大きさをいつもの1.5倍くらいにしましょう、(若干猫背だったので)背筋を伸ばして挨拶しましょう、と軽くアドバイスを行いました。

≪一次面接から内定まで≫
「転職して2年しか経過していないのに、なぜ再度転職をするのか?」「なぜアドバイザリーをしたいのか?」の2点については、2社ともに深く突っ込まれたようですが、事前に想定される質問としてすり合わせを行い、経歴書類をアップデートする際にもしっかりと練っていたため、対応に困ることなくスムーズに回答ができたとのこと、一次面接後に本人から頂いたフィードバックからも、面接の場で確かな手ごたえを感じていたようです(うち1社は、面接終了後にエレベータまで送って頂いた人事の方から内定をほのめかした発言があった様子)。

面接終了後に両社ともすぐに結論を頂き、うち1社は一次面接で内定となり、もう1社は最終面接に進むこととなりました。この時点で、事前の志望度の高さ、面接での印象の良さや待遇面など、本人の気持ちは内定を頂いた会社に傾いていたこともあって、もう1社の最終面接を受けることなく辞退し、内定先の会社に入社することに決めました。

転職成功のポイント

■転職理由とアドバイザリー業務への意欲をしっかりと伝えられたこと
日系企業と外資系企業の双方の経理経験を持つUSCPA合格者となりますので、もともと持っている経験やスキルは高い方でした。

ただし、スキルが高いからと言って誰しもが採用となるわけでなく、特に監査法人のアドバイザリー部門では採用スタンスを変えつつあり、パーソナリティに重きを置いた選考を行う傾向となってきています。面接で人物評価の点で落とされてしまうケースも出始めているため、面接前の準備が不可欠になっております。

この方のネックとなったのが、前職の勤務期間の短さと助走距離の長さ。特に後者に関しては、面談を2回3回と重ねるにつれて、適度な危機感や努力の軌跡、成長意欲の高さが分かってくるのですが、1回目の面談ではこの方の良さが全く出ず、むしろ見た目そのままの線の細さだけが印象として残りました。

初対面且つ一発勝負の面接にはあまり向かないタイプの方であったのですが、事前の準備をしっかり行い、ネックとなりうる要素を潰して面接に臨んだため、本番の面接の場で転職理由とアドバイザリー業務への志望動機を、しっかりと伝えることができたことと考えています。

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