USCPAの転職成功事例

人材サービス企業の経理から大手監査法人の金融監査部門へ

20代後半/男性/USCPA全科目合格

業界カテゴリ
監査法人
資格カテゴリ
全科目合格

転職活動に向けて~転職相談から求人の提供まで~

≪転職活動時の相談≫
大学在学中から卒業して1年間、公認会計士の取得を目指していたものの論文式試験に合格できず断念。その後、会計事務所や経理部員として4社で勤務しながらUSCPA(米国公認会計士)の勉強を進め、晴れて全科目合格に至ったタイミングで転職相談にお越し頂きました。

転職先として希望が強かったのは監査法人の監査職でしたが、既に他の転職支援会社から2社応募したものの書類選考落ちとなってしまい、大手監査法人で考えると応募できるのは残り2社のみという厳しい状況ではありましたが、これまでの転職活動の問題点を精査しながら、支援をしていくことになりました。

≪転職で本人が望むこと≫
・監査法人(なるべく大手)で会計監査をやりたい
・その中でもなるべく早期にキャリアアップができる法人にいきたい

既に書類選考落ちをしている法人はリベンジ応募が難しい状況でもあったため、残りの2法人とUSCPAを募集している中堅監査法人の求人をご案内させて頂きました。

≪提供した求人情報≫
・大手監査法人 金融機関向け監査 2件
・中堅監査法人 事業会社向け監査 1件

いざ転職活動へ~経歴書類の作成から内定まで~

≪経歴書類の作成と書類選考について≫
これまでの活動の中で一番の問題点は、経歴書類の内容にありました。これまでの在籍社数が4社と多く、且つ勤務期間も短いため、それを少しでもカバーしようとしたためか、Word A4サイズで4枚にも渡る職務経歴書を作っていました。また、職務要約がそもそも要約とは言えないくらいの分量であったり、各社の転職理由を職務内容より細かに記載していたりなど、全体としてのバランスの悪さも感じられるような内容でした。

まずは職務経歴書のスリム化を図り、重複記載や評価されないような職務内容はばっさりと削除し、職務要約や自己PRも監査法人の会計監査向けにアピールできるような文言を追加。それぞれの項目で適切な内容及び文章とし、最終的にはバランスも考えて、若干多いながらもWord A4サイズで2枚半に収めて頂きました。

その他、過去に合格実績のある公認会計士の短答式試験合格を資格欄に、人間味が感じられるような趣味・特技を履歴書に入れてもらい、1週間ほどかけて応募に耐えうる履歴書と職務経歴書を仕上げていきました。

職務経歴書内で削除した各社の転職理由は私の方で応募先に伝えつつ、応募希望を頂いた監査法人3社へ応募の手配を進めたところ、3法人とも面接にお越し頂きたいとのお返事を頂きました。

≪面接に向けて≫
転職を重ねてきた方の多くは面接慣れした方が多いのですが、会計事務所の所長と軽い面接をしただけ、友人経由での応募など、まともに面接を受けたことはあまりないとのことで、書類選考が1社通過した時点で再度来社頂き、面接対策を実施しました。

オーソドックスな質問への応答は問題がなかったのですが、頭を悩ませたのは必ず聞かれるであろう各社の転職理由。二人で1時間以上も一緒に練り上げ、基本スタンスは正直ベースの内容としながら誇張は控え、一貫した軸になるよう言い回しを工夫しました。

≪一次面接から内定まで≫
最初に受けた監査法人は、面接対策で懸念していた各社の転職理由をうまく伝えることができず、一貫性がないとの理由で残念ながら見送りとなってしまいましたが、その失敗を反省した上でその後に受けた2法人は、いずれも転職理由をしっかりと伝えることができ、手ごたえを感じ面接を終えられました。

いずれも一番の関門である一次面接は通過し、最終面接を経て大手監査法人と中堅監査法人の2法人で内定となりましたが、元々志望度の高かった大手監査法人の金融監査への転職を決めました。

転職成功のポイント

■読む側の視点に立った経歴書類の作成
これまで培ってきた経験やUSCPA全科目合格及び公認会計士短答式試験の合格実績、転職理由の言い回しの工夫など、要因は様々あることと思いますが、やはりこの方の一番のポイントはこれに尽きると思います。

この方が最初に作成した経歴書類は、採用担当者からすると目を通すのが面倒になるほどのボリューム(実際に私自身も最初は全て読まなかったくらい)でしたので、そのまま残りの法人に応募していたとすれば、結果は悪い方向に進んでいたことと思われます。

特に職務経歴書はシンプルすぎたら評価されず、ボリュームが多すぎたら読まれない、控え目すぎても盛りすぎても良くありません。バランスの良く等身大の職務経歴書を作るのはとても難しいものですが、この方なりの視点と、第三者の私なりの視点をうまく融合させて、ベストに近い職務経歴書が作れたことと思います。

金融業界に関わるのは初めてとのことですので、最初は金融ビジネスや金融業界特有の用語を覚えるのに苦労することと思いますが、その壁を乗り越えていち早く活躍して頂きたいと思います。

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