USCPAの転職成功事例

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日系建設会社の総務経理から大手税理士法人の移転価格コンサルティングへ

20代後半/男性/USCPA全科目合格

長期転職サポート
業界カテゴリ
税理士法人
資格カテゴリ
全科目合格

相談のきっかけと転職活動に至るまで

≪相談のきっかけ≫
最初にご相談に来られたのは転職活動を行う2年半ほど前となりますが、当時は建設会社の総務部で働きながら、事業再生やM&Aなどのコンサルティングの道に関心を抱くようになり、転職の武器としてUSCPA(米国公認会計士)の取得を目指し、学習を始めたばかりの段階でした。

可能であれば転職したい、という要望をもとに対応を致しましたが、最終的な結論としては転職活動は控えることになりました。第二新卒クラスの募集を行っているコンサルティング会社はあったものの、IT系の募集や配属部署が定まっていない募集ばかりで、本人の目指すコンサルティングではなく、事業再生やM&Aは専門性が高く、武器になる経験や資格がないとそもそも選考の土俵にすら上がれない、という状況で、転職市場自体もあまり活況とは言えない時代でした。

「USCPA全科目合格」「現職で経理や経営企画部署への異動を模索する」「英語力の向上」の3点を目標に、当面は自己のレベルアップに励んでもらうことになりました。

≪転職活動に至るまで≫
最初の相談後も何度かお会いして目標に向けての進捗状況の確認と、その時々のタイムリーな転職市場の動きについて話をしてまいりましたが、USCPAに合格し、TOEICスコアも800点代後半まで上げ、経理部へ部署異動してから1年経過したタイミングで、転職活動に臨むことになりました。

転職活動に向けて~転職相談から求人の提供まで~

≪転職活動時の相談≫
以前から興味のあった事業再生やM&Aのコンサルティングを希望して持ちつつも、これまで様々な書籍や経済誌などを読んできたこともあり、コンサルティングという軸は持ちながらも視野を広げて活動を行うことになりました。

事業再生、M&A以外にも、財務会計・管理会計、国際税務、移転価格、リスクマネジメント、フォレンジックなど、USCPAを土台にコンサルティングを行える分野の話を一通りさせて頂いた中で、一番関心を持って頂けたのは移転価格コンサルティングでした。

移転価格コンサルティングはまだ認知度は低いものの、全ての案件がクロスボーダーで英語力を活かしつつ向上させられる、業種業界を問わずマルチジョブで様々な企業の事業に食い込むことができる、財務諸表を分析し必要な情報を読み取る能力が身に着けられるなど、元々好奇心旺盛な性格で、向上心・向学心の高い方でしたので、私としてもこの分野への適正を感じ取っていました。

応募分野のすり合わせを重ね、事業再生コンサルティングと移転価格コンサルティングの二つの軸で転職活動を始めることになりました。

≪転職で本人が望むこと≫
・企業の経営課題に対面しコンサルティングを行っていきたい
・特に事業再生や移転価格の分野に強い関心
・今後も英語力を伸長させたい

≪提供した求人情報≫
・大手FAS系コンサルティング会社 複数件(アナリスト・アソシエイト)
・大手税理士法人 移転価格アドバイザリー部門 複数件

いざ転職活動へ~経歴書類の作成から内定まで~

≪経歴書類の作成と書類選考について≫
2つの軸で転職を進めるため、経歴書類も2種類用意しました。事業再生の方はなるべく職務経験を厚めに、且つ「困難を乗り越えた経験」を事例をベースに記載し、経験と実績の側面をアピールするものに、移転価格の方は「なぜ移転価格コンサルティングなのか」「学ぶ意欲、向上心」を自己PRに盛り込み、意欲と熱意を重視した内容に仕上げて頂きました。

大手FAS系コンサルティング会社の事業再生部門と、大手税理士法人の移転価格アドバイザリー部門にそれぞれ複数社へ応募を進め、書類選考落ちはあったものの、ほぼ半数から面接したいとの返事を頂きました。

≪面接に向けて≫
素直さと謙虚さが故に、自己主張が弱くYesマンになりがちなところがウィークポイントでした。この点は移転価格の面接では問題ないのですが、事業再生では時には反論として自分の意見をしっかりと伝える必要もあります。自分の意見をしっかりと伝えられるよう練習を重ね、各社の面接に臨むことになりました。

≪一次面接から内定まで≫
一次面接から最終面接まで、各社の面接が全てうまく行ったわけではありませんが、NGとなった際には率直にその理由を率直に伝えるとともに、次の面接へ活かせるように適宜アドバイスを入れ、結果として事業再生、移転価格で1社ずつ内定となりました。

最終的には当初から関心のあった事業再生ではなく、選考の過程で仕事の奥深さや自身への適性を感じた移転価格コンサルティングの道に進むことを決意しました。

転職成功のポイント

■目標に向けて自己研鑽を重ねたこと
USCPA学習中の方の中から、早めに会計分野で早期に経験を積むために転職したいというご相談をお受けすることが多いのですが、皆さんが個々に抱えている事情、経歴やスキルも様々ある中で、転職を焦らず我慢し自己を高める時間を作る方が良い、と感じる方も多いです。

かえって無理な転職活動をしてしまったことで、「そもそも良い求人に出会えず、転職活動が長引き学習が大幅に遅れてしまった」、「労働環境が前職より悪化してしまい学習時間の確保が困難に」、「在籍社数が増え将来の転職でマイナスに」など、悪循環に陥ってしまった事例もよく耳にします。

この方の場合は、「ここまでやれたらこの会社を辞められる」ということをモチベーションに、一緒に考えた一つ一つの課題をクリアしていったようですが、やはり本人の並々ならぬ努力が実を結んだ成果であったことと思います。

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