USCPAの転職成功事例

大手電機メーカーの海外営業・企画から大手税理士法人の移転価格アドバイザリー(大阪事務所)へ

20代半ば/男性/USCPA学習中

業界カテゴリ
税理士法人
資格カテゴリ
学習中

転職活動に向けて~転職相談から求人の提供まで~

≪転職活動時の相談≫
大阪にある大手電機メーカーの海外営業部門で2年半ほど勤務し、営業だけでなく事業部の企画業務まで広く業務を任され、仕事上で大きな不満があるわけではなかったのですが、会社の方針としてゼネラリストを育成するために、希望しない部署への転属や、地方の支社や工場への転勤も多く、このまま勤務し続けることで、この会社でしか通用しない人間になってしまうのでは、という危機感から転職を考え始めたとのことです。

転職を考えた際に武器となる資格を取ろうと考え、USCPA(米国公認会計士)の学習を始めました。大学時に1年間海外交換留学を経験したことを背景に、世界のどこに行っても活躍できる人間になりたいという思いもあり、元々法学部出身ではありましたが、国によって法や規定がバラバラでローカル色の強い法律関係の仕事ではなく、グローバルで統一化されつつある会計の道へ進むことを選択し、USCPAを選んでおります。

USCPAの学習を始めてから4か月程度で、会計知識はまだ浅い状態ではありましたが、チャンスがあれば転職をしたいという気持ちもあり、ご相談にお越し頂きました。

20代のうちにできるだけ濃い経験を積めるコンサルティング会社への転身を希望しておりましたが、コンサルティング業界に関する転職市場の状況や具体的な求人をご案内させて頂いた後に、税理士法人の移転価格アドバイザリーの話をさせて頂いたところ、本人としても想定外且つ興味深い道でもあったようで、自身でもう少し調査・検討をしてみたいということで、初回の面談を終えました。

≪転職で本人が望むこと≫
・世界中のどこに行っても活躍できるスキルを身に着けたい
・学習しているUSCPAの知識が活かせる仕事
・英語を使用し今後も伸ばしていきたい

1週間を経ずして本人なりにしっかりと調査し考え、移転価格アドバイザリーの道を第一志望として応募していく決意を固めたところで、募集要件の厳しい1社を除き、大手税理士法人の大阪事務所、移転価格アドバイザリーの求人情報を提供させて頂きました。

≪提供した求人情報≫
・大手税理士法人 移転価格アドバイザリー(大阪事務所) 3件

いざ転職活動へ~経歴書類の作成から内定まで~

≪経歴書類の作成と書類選考について≫
転職活動そのものが初めてであったため、まずは履歴書及び職務経歴書のフォーマットを送付し、一から経歴書類の作成に取り組んで頂きました。

営業のルーティン業務よりも、海外営業企画、海外顧客や専門家との折衝に関わる業務を押し出すような形で作成するようアドバイスをさせて頂きましたが、法学部出身だからでしょうか、一度目の提出でほぼ完璧な書類が届きました。これにはとても驚いたのですが、一方でビジネスや法律が絡む文書を作成する能力は移転価格アドバイザリーにおいて有用な能力でもあるため、応募時にプッシュするポイントとして利用させて頂きました。

上記を一つのプッシュポイントに、また、USCPAの学習状況と今後の取得スケジュールも伝えつつ、税理士法人3社の移転価格アドバイザリー部門へ応募の手続きを進めさせて頂いたところ、採用が充足気味であった1社は残念な結果とはなったものの、2社より面接の話を頂戴致しました。

≪面接に向けて≫
書類選考通過後の選考プロセスは、2社とも1次面接はシニアスタッフとマネージャークラス、2次の最終面接はパートナーが面接官。また、1次面接時に英語試験、面接通過後にはSPI試験も実施する、盛り沢山の選考内容で、それぞれの選考における内容(適切な選考のために伝えられる範囲内のみ)と注意点を伝えさせて頂くとともに、転職の面接も初めてでしたので、新卒活動時との違い、面接にふさわしい服装、面接官が入ってきた時の対応など、初歩的な内容もお伝えしております。

≪一次面接から内定まで≫
2社とも1次面接は無事通過したのですが、そのうちの1社の面接官(USCPA)はこの方と同様の業界出身者で経験してきた仕事も類似していたため、その話で面接の場はかなり盛り上がったようです。英語試験もSPIも無難にこなし、最終の2次面接を迎えることになります。

パートナーとの面接であったため、1次の面接官とは違ってオーラも感じられ緊張されたようですが、言葉に詰まりながらも最後まで自身の言葉でアピールしました、とのこと。面接後数日して最終結果連絡を頂きましたが、両社とも無事に内定に至りました。

同じ移転価格アドバイザリーという仕事で、業務内容について大きな違いはなかったのですが、最終的には、同じ業界出身のUSCPAの方が面接を対応された会社に入社することになりました。同業界出身者がいるという心強さと、チーム内にUSCPA取得者、学習者が数多くいるという環境が、今後も学習を継続していくこの方にとっては大きな魅力と感じられたようです。

転職成功のポイント

■ポテンシャルと向上心の高さ
この方のポイントとして大きな要素として挙げられるのは、元々持っていたポテンシャルの高さであると考えております。会計系の経験はないながらも、海外営業や国際業務を経験しグローバル感覚及び英語力が備わっていることに加えて、面接での論理的な回答、USCPAを学習して会計知識を身に付けつつあることなど、移転価格アドバイザリーとして働くにあたって必要な素養を複数身に着けていたことが評価されたとのことです。

また、移転価格アドバイザリーの仕事をするにあたってのマインドとして、向上心や向学心が高いことも重要にはなります。多種多様な業種業界を数多く扱うため、自身が担当する顧客が属する業界や顧客が展開する事業について、知りたい、学んでいきたい、というマインドがなければ成長できない仕事でもあります。科目合格すら至っていない段階でしたが、USCPAにチャレンジしていることも評価ポイントになったようです。

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