USCPAの転職成功事例

小規模会計事務所勤務から東南アジアの会計事務所へ

20代後半/男性/USCPA3科目合格

長期転職サポート
業界カテゴリ
海外会計事務所
資格カテゴリ
科目合格

相談のきっかけと転職活動に至るまで

≪相談のきっかけ≫
初回の来社相談は転職をする1年程前に遡り、USCPA(米国公認会計士)試験に1科目合格した時点での話となります。3年程勤務した中小会計事務所を退職し、学生時代から憧れていた海外勤務のためにUSCPAという選択肢を選びましたが、当時は海外で働く道を模索していながらも纏まった情報が得られず、海外でのUSCPAの道を色々教えて欲しい、という要望をもってご来社頂きました。

海外の中でも積極採用をしている地域、現実的な給与水準、海外勤務に伴うリスク、求められる経験や英語能力、どのような役割を求められるか、各国及び各地域における就労ビザ、よく誤解されがちな現地での仕事内容、海外にチャレンジして成功を収めた方の事例、逆に失敗した方の事例など、様々な観点で話をさせて頂きました。

その話の中で、本人としては成長著しい東南アジアで働きたいという意思が強まり、その目標に向けて目の前の課題を一つ一つクリアできるよう細かい目標設定を行い、初回の面談を終えました。

≪転職活動に至るまで≫
海外勤務の前にUSCPA全科目合格をする、という目標設定でしたが、結果として3科目合格というタイミングで転職活動に踏み切りました。

英語力不足、特に英会話能力の不足を補うために、USCPAの学習と並行して海外短期留学も行いましたが、想定以上にハードな留学先でUSCPAの学習がおざなりになってしまい、1科目だけ取り逃してしまいました。留学をして早く海外で働きたいという意欲が強まったことと、前職の会計事務所を退職してからの離職期間も考慮の上、転職活動を始めることになりました。

転職活動に向けて~転職相談から求人の提供まで~

≪転職活動時の相談≫
初回の面談からやり取りを重ねてきた中で方向性はほぼ固まっており、海外東南アジア勤務ができる会計事務所や会計コンサルティング会社への転職を見据えて、転職活動を行っていくことになりました。

USCPA3科目合格という中途半端な状況ではありながらも、土台として会計事務所での勤務経験を有していたこと、東南アジア勤務に対する強い熱意とそれに向けての本人の努力の軌跡もあったため、それらを総合的に評価して頂けそうな求人をいくつかご紹介させて頂きました。

各求人先で求められる役割や選考時に何を重視するかなど、求人の詳細を伝えるとともに、お互いに意思疎通が図れるよう綿密にすり合わせを致しました。

≪転職で本人が望むこと≫
・海外、特に成長著しい東南アジアで働きたい
・日系企業の海外進出支援ができる会計事務所やコンサルティング会社で働きたい
・会計や税務だけでなく、現地オフィスのマネジメントや営業もやってみたい

≪提供した求人情報≫
・東南アジア赴任を前提とした会計事務所、会計コンサルティング会社 3件

いざ転職活動へ~経歴書類の作成から内定まで~

≪経歴書類の作成と書類選考について≫
初回の面談時に既にドラフトの作成が済んでいましたので、情報のアップデートと海外勤務向けにアピールできるような内容にリバイズ致しました。

経歴書類修正時に注視したポイントとしては、「海外(特に各求人で赴任を予定している地域)でなぜ働きたいのか」を志望動機にしっかりと組み込むこと。紹介した求人企業に限らず、海外勤務を前提とした求人においては、経験やスキルも大事ではあるものの、それ以上に熱意を重視する傾向が強いため、使い回しのものではなく、応募先に即した志望動機を作成するようアドバイスを致しました。

その上で応募希望を頂いた3社へ応募手続きを進めさせて頂いたところ、3社とも面接をしたいというお返事を頂きました。

≪面接に向けて≫
面接のポイントとしては上記とほぼ一緒で、熱意をしっかりと伝えること。その上で志望動機を作成した時より更に深堀し、赴任予定の国及び地域の経済環境や文化・風土等も事前に調査し面接に臨むよう伝えました。

また、赴任先を予定している拠点の責任者とのSkype面接も想定し、事前にSkypeアカウントの開設とすぐに使用できるよう準備も行って頂きました。

≪一次面接から内定まで≫
3社とも東京での面接を経て、海外赴任予定先の責任者との面接という流れで面接を実施するという流れとなりましたが、事前準備をしたSkype面接の他、海外拠点責任者の東京出張時に対面での面接を行うなど、いずれも好感触で選考が進みました。

特に海外拠点の責任者との面接においては、「なぜこの国を志望しているのか」「この国について調べてきたことを教えてください」など、国や地域に対する興味関心に関する質問がいずれの会社でもなされたようです。

選考を経て、ちょっと雰囲気が違うかな、と感じた1社は途中で辞退しましたが、残りの2社は無事内定に至りました。内定先の1社はベトナム赴任、もう1社はインドネシア赴任でしたが、国としてより関心が高かったことと、会社のスピード感や自身の成長性が感じられるベトナムの会社へ入社する決意をされました。

転職成功のポイント

■海外勤務に対する強い熱意を伝えられたこと
前述のとおりとなりますが、海外勤務を目指す上では培った経験やスキルも大事ではあるものの、強い熱意を伝えることの方が大事です。

日本での経験がいかに豊富であったとしても、海外でそのまま通じることは少なく、特に会計・税務の世界では会計制度や税制が各国で異なるため、現地の法規制も一から学習していく必要があります。

また、海外(東南アジア)の会計事務所での日本人の役割として、会計・税務の実務面を行うことは少なく、各拠点のNo.2くらいの立ち位置で赴任し、現地に進出している企業からの相談を具現化し仕事として取ってくる営業的な要素に加えて、現地スタッフの人的マネジメントも含め、事務所全体の管理運営の役割も担うことが多いです。

この点を役回りを理解しつつ、書面上でも面接でもしっかりと熱意を伝えられたことが大きな要因であったことと考えております。

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