USCPAの転職成功事例
日系玩具メーカーの海外営業から大手監査法人の金融監査部門へ
20代後半/男性/USCPA3科目合格
長期転職サポート- 業界カテゴリ
- 監査法人
- 資格カテゴリ
- 科目合格
相談のきっかけと転職活動に至るまで
≪相談のきっかけ≫
初めの相談は、USCPA(米国公認会計士)に1科目合格した1年前、科目合格で行けることがあれば転職したい、という趣旨で相談の対応をさせて頂きました。USCPAの学習を始めると同時に2年間在籍していた会社を退職し、学習に専念していましたが、働いていないことに焦燥感を抱き始めていました。
監査法人での勤務を希望する方でしたが、当時はまだUSCPAの科目合格者採用を積極的に行っておらず、さすがに1科目合格の段階では滑り込むのも難しいという状況で、焦る気持ちを抑えつつ、「もう1科目、何とか頑張ってください」という宿題を課し我慢して勉強に取り組むよう伝えました。
≪転職活動に至るまで≫
次のテスティングウインドウで受験した1科目は、惜しくも74点で不合格となってしまいましたが、科目を1科目増やし2科目受験で臨んだ次のウインドウでは、両方とも合格に至り、3科目合格までたどり着きました。
離職期間も長引いて1年半が経過することへの焦りもあって、この時点で仕事に就きたいという強い希望があり、転職のサポートをさせて頂くことになりました。
転職活動に向けて~転職相談から求人の提供まで~
≪転職活動時の相談≫
最初の相談時から変わらず、監査法人への意向が強く、監査法人にターゲットを絞って話をさせて頂きました。
この勢いで残り1科目に合格し、広い選択肢の中で転職活動を行うことも考えましたが、ちょうど良いタイミングで、大手監査法人でUSCPA科目合格者の採用を大々的に行い始めた矢先でもあったため、離職期間とのバランスも加味し、このタイミングで転職活動を行うことになりました。ただし、科目合格者採用を行う部門には限りがあったため、その数少ないチャンスを逃さないよう事前に綿密なすり合わせを行いました。
≪転職で本人が望むこと≫
・監査法人、特に会計監査をやりたい
・USCPAの残り1科目の勉強時間を確保できるような環境
・英語力を活かせる仕事をしたい
≪提供した求人情報≫
・大手監査法人 金融監査部門 1件
・大手監査法人 アドバイザリー部門 2件
いざ転職活動へ~経歴書類の作成から内定まで~
≪経歴書類の作成と書類選考について≫
これまで2社で営業を経験してきた方ですが、いずれも在籍期間が短く経験内容としても評価されにくいものでしたが、海外営業時に英語を使用した経験や海外留学経験があり英語力には自信を持っていたため、「USCPA3科目+ビジネスレベルの英語力」をテーマに、経歴書類の作成を進めてもらいました。
紹介した求人の3つとも応募することになり、応募各社向けの志望動機も作成の上、各社へ推薦の手配を進めたところ、3社全てから良い返答を頂き、面接のアレンジと併せて練習の場も設けさせて頂きました。
≪面接に向けて≫
営業出身ではありながらも朴訥で口数の少ないタイプの方であったため、面接で過小評価されてしまう危険性が感じられました。そのため、「学生時代から現在に至るまでの経歴と、人生の転機に何を考えていたのか」を中心に、改めて棚卸しをしました。
その棚卸しからアピールやフックになりうるキーワードを拾いつつ、そのキーワードをベースに自分の言葉で話を構築できるよう練習し、自宅でもしっかりと声に出して練習するよう伝えました。
≪一次面接から内定まで≫
まず、結果として3社面接を受けた中で内定にまで至ったのは金融監査部門の1社のみでした。アドバイザリー部門の2社は面接で極度の緊張から練習の成果を発揮できず、クライアントへのサービスをする行う上でコミュニケーション力の不足が感じられるとの理由で、一次面接で不合格という結果となりました。
ただ、内定に至った大手監査法人の金融監査部門は、英語を使用するクライアントも多く、また、USCPAに全科目合格するまでは残業がないという条件付きの内定で、本人の意向にも即した内容であったことから、当社への入社を決めました。
転職成功のポイント
■焦らず根気強く学習を続けたことで生まれた縁とタイミング
「縁」と「タイミング」というものを、ポイントとして明記することには抵抗がありますが、1科目合格時点で転職活動に労力を割いたとしても、当時の転職市場からして決して上手くいかなかったと考えています。
学習を続けるようアドバイスしたのは私ですが、焦りの気持ちがある中でそれを実行に移し、3科目合格という結果を残せたのは本人の力であり、その努力が良いご縁と、科目合格者採用の積極化という良いタイミングに繋がったのだと感じます。
入社後も働きながら残り1科目の学習を続け、「全科目合格しました!」という嬉しいメッセージも頂きました。残業無の勤務形態ではなくこれから残業も増えてくるとと思いますが、今後は100%の力を仕事に注ぎ、得意な英語力を活かし頑張って頂きたいと思います。
≪USCPAキャリアナビ≫では・・
USCPA(米国公認会計士)科目合格の方で、全科目合格後の転職について考えていきたいという方や、科目合格から転職活動を始めようとお考えの方向けに、個別転職相談会を開催しておりますので、まずはお気軽にご相談ください。
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