USCPAの転職成功事例

日系不動産会社の営業から大手税理士法人の移転価格コンサルティングへ

20代半ば/男性/USCPA3科目合格

長期転職サポート
業界カテゴリ
税理士法人
資格カテゴリ
科目合格

相談のきっかけと転職活動に至るまで

≪相談のきっかけ≫
この方が初めに相談にいらしたのは、転職活動を始める約2年前のことでした。当時は日系の不動産会社で個人営業やテナント営業などの仕事を部署異動で転々とせざるを得ない状況の中、このままでは誇れるような経験やスキルが身に着かないのでは、という懸念を抱き、元々英語と会計に関心があったことからUSCPA(米国公認会計士)の学習を始めました。

その学習が一巡したタイミングで、転職先を探しに転職相談にいらしたわけですが、会計や財務に関連する経験もなく、TOEICスコアは高かったものの英語力もアピールできるレベルになく、かつUSCPAもまだ科目合格に至っていない状況ではフックとなるものがなく、なかなか本人の望むような転職先が見つからないと判断し、科目合格と英語の実務力の向上を課題に、当面は転職活動を控えるよう伝えさせて頂きました。

≪転職活動に至るまで≫
不動産会社での勤務は深夜にまで及ぶことが多々あり、USCPAの学習時間の確保ができず想定以上に学習が進まない中、その後も何度かご相談にお越し頂き、その時々の転職市場のトレンドについて話をしつつ、会社の愚痴を聞いたり、USCPAの学習に身が入らない時には喝を入れたりしながら、少しでも学習の後押しとなれるよう接して参りました。

その後、睡眠時間を削りながらも真剣に学習を進め、2科目に合格した時点で、より学習時間を確保し残りの2科目に早期に合格すること、また、海外へ短期語学留学に行き英会話力の向上に努めることの2点を目標に、前職の不動産会社を退職することを決意しました。その留学から帰国したタイミングで、具体的に転職活動を進めることになりました。

転職活動に向けて~転職相談から求人の提供まで~

≪転職活動時の相談≫
留学から帰国したタイミングで、転職活動のために相談にお越し頂きましたが、離職後の留学の成果としてTOEICスコアは900点を超えましたが、USCPAは残り1科目の合格に苦戦し、3科目合格という状況。

USCPA全科目合格をほぼ必須条件とする監査法人での就業を望んでいただけに、1科目を落としてしまったことは本人としてもかなり残念な様子でしたが、これ以上離職期間を長引かせるわけにはいかず、なるべく早めに働きたいという意向もあって活動を始めることになり、具体的な求人情報の提供を含め、転職のサポートを始めさせて頂きました。

≪転職で本人が望むこと≫
・監査法人や税理士法人など、会計のプロフェッショナルファームなどで専門家として働きたい
・なるべく大手で働き、厳しい環境の中で仕事をしたい
・残業は厭わず早期に経験とスキルを身に着けたい
・会計の力だけでなく英語力も伸ばせる環境

≪提供した求人情報≫
・大手監査法人 2件(科目合格でもチャレンジできる部門)
・中堅監査法人 1件
・大手税理士法人 複数件(移転価格コンサルタント)

いざ転職活動へ~経歴書類の作成から内定まで~

≪経歴書類の作成と書類選考について≫
まずは応募に耐えうる経歴書類の作成からサポートをさせて頂きました。この方の書類作成のポイントは、「客観的に判断できるポテンシャル」「意欲」の2点であると考え、前職は1社のみで2年ほどの勤務であったため過度なアピールは避けシンプルさを意識しつつ、USCPA3科目合格やTOEICスコアなどアピールにできる材料は目立つように配置すること、各応募先に向けて個別に志望動機を作成することをアドバイスとして伝えました。作成が済み最終確認を終え、ご紹介差し上げた求人全てに書類選考の手配を進めたところ、面接に呼ばれたのは約半数の3社となりました。

≪面接に向けて≫
追加で応募できる求人も少ないため、書類が通過したこの3社の中で内定を勝ち取るべく、また、転職活動自体が初めてということもあり、事前に模擬面接を含んだ面接練習の場を設けました。

各応募先で想定される面接内容、面接官の雰囲気、評価される点、NGワード等を細かく伝えた後、主要な質問を投げかけて答えて頂くというスタイルで面接の練習を実施するとともに、軽く見られてしまう風貌であったため、面接での第一印象を良くするために、挨拶の仕方、話をする際の所作や口調、服装や髪型等も指摘をさせて頂きました。

≪一次面接から内定まで≫
面接に向けて答える練習を自宅でも行ってはいたものの、面接の場数を踏んでいないこともあり、深く突っ込まれる質問には答えに窮することも多く、結果として内定まで至ったのは1社のみでした。面接NGとなった理由は、ご自身でも面接後に感じたとおりで、答えの辻褄が合っておらず採用するには不安が感じられたというものでした。

唯一面接での感触が良かったのが内定に至った1社で、全て上手く答えることができなかったものの、面接官のマネージャーとの相性も合い面接時の雑談でも盛り上がるなど、自分を着飾ることなく素に近い自分で面接を終えることができたとのことでした。本人が感じた感触の良さを面接官側も同様に感じ取り、意欲の高さもプラスに評価され最終面接に進むことになりました。再度面接対策を行った上で最終面接に臨みましたが、パートナーが面接官として出てこられ緊張はした様子でしたが、「意欲だけはしっかりと伝えてきました!」と面接後に電話でフィードバックを頂き、その直後に企業からもすぐに内々定の返事を頂きました。その後まもなくして正式なオファーの提示があり、本人も入社する決意を固めました。

転職成功のポイント

■面接の場で「この業界でやっていきたい」という強い意欲を伝えられたこと
転職先は「移転価格コンサルティング」という一般的にはあまり馴染みのない業界で、情報も少なく具体的にどのようなコンサルティングを行うのか分かりにくい業界です。

もちろん転職のサポートをする側としても、移転価格を取り巻く環境、各プロジェクトの種類と進め方、労働環境、移転価格に関する過去のニューストピック、他の大手税理法人との違い、面接時に伝えるべきキーワードなど、様々な情報を提供させて頂きましたが、それらをしっかりと理解した上で、借り物の言葉ではなく自分自身の言葉で意欲を伝えられたことが成功の一番大きなポイントであったことと考えています。

結果としては1社のみの内定で他の選択肢がない中で活動を終了することとなりましたが、選考を経てこの業界でやっていきたい、この会社でやっていきたい、という第一希望の会社で内定を得ることができたという意味では、成功と言えることと思います。

転職後3か月ほどして本人に会いましたが、忙しい職場ながらも、仲の良い同僚もでき楽しく働いている様子です。USCPAの最後の1科目も合格できたようですし、このままプロフェッショナルとしての道を突き進んで頂きたい、と思っています。

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