USCPAの転職成功事例

中規模会計事務所から大手監査法人の金融機関向け会計アドバイザリー部門へ

20代後半／女性／USCPA全科目合格

業界カテゴリ

監査法人

資格カテゴリ

全科目合格

転職活動に向けて～転職相談から求人の提供まで～

≪転職活動時の相談≫
海外の大学を卒業後に日本に帰国し、USCPAとして外資系企業を専門に扱う会計事務所で約5年間勤務をしてきましたが、中小規模のクライアントを相手にルーティーンをこなす業務が多く、USCPAとしてより専門的で大きな仕事をしたいという意向で、ご相談にいらっしゃいました。

どの分野で専門性を深めていくかまで落とし込みができていなかったため、まずは本人の興味関心が強い分野を見つけていくことから始めましたが、大学時代に金融を専門的に学んでいたこと、働きながらも金融業界の動向には目を向け続けていたこともあって、「金融」というキーワードを一つの軸としながら、USCPAとして活躍できる職場を探していくことになりました。

≪転職で本人が望むこと≫
・USCPAとして付加価値の高い専門性のある仕事がしたい
・関心が高い金融業界に関りたい
・クライアントへのサービスは継続して行っていきたい

金融機関内の経理や内部監査、コンプライアンスオフィサーなども選択肢としてあったのですが、日々クライアントと向き合う仕事をしていきたいという希望もあって、大手監査法人の金融機関向けの監査、アドバイザリーを中心に、求人のご紹介を進めさせて頂きました。

≪提供した求人情報≫
・大手監査法人 金融機関向け会計アドバイザリー 1件
・大手監査法人 金融機関向け監査 3件
・中堅コンサルティング会社 1件（金融機関がメインクライアント）

いざ転職活動へ～経歴書類の作成から内定まで～

≪経歴書類の作成と書類選考について≫
海外大学卒で英語を多用する仕事環境であったため、日本語より英語が得意、という方でした。英文レジュメは素晴らしい内容ではあったものの、和文の履歴書と職務経歴書は纏まりのない文章が多く、表現や語尾などは多くの修正が必要な状態であったため、拙さや幼さが感じられる箇所は適切な表現となるよう指導をさせて頂いた上で、各社へ推薦の手配を進めたところ、応募先全てから面接を実施したいとのお返事を頂きました。

≪面接に向けて≫
第一印象は大人しく暗い印象を受けましたが、話を進めるにつれて活発にコミュニケーションが取れる、というタイプの方であったため、「第一印象をいかに良く見せるか」について、重点的にアドバイスを致しました。初対面だとどうしても緊張し上手く話せない、という要因もあったため、色々アドバイスをさせて頂いたものの、緊張で頭が空っぽになっても「明るい笑顔」と「声のトーン」だけは忘れないよう、伝えさせて頂きました。

≪一次面接から内定まで≫
一次面接から採用権限を持つパートナーが面接官となるところが多く、最終面接の意気込みで面接に臨んでもらいました。各社の面接後に感想を伺ったのですが、「今日も笑顔で行ってきました！」という明るい一声から、懸念していたよりも緊張はせず、各社の面接は和やか且つスムーズなやり取りで終えることができ、本人なりに手ごたえも感じられたようです。

その手ごたえどおりの結果を各社から頂き、最終面接を経て、結果として5社面接を受けた中、4社から内定を得るに至りました。

その4社のうち、監査よりもアドバイザリーという仕事でサービスを提供していきたいという気持ちと、面接での印象の良さから、大手監査法人の金融機関向け会計アドバイザリーへの入社を選ぶことになりました。

転職成功のポイント

■明るい笑顔で第一印象を好印象に
第一印象は出会ってから3秒、7秒、15秒と諸説はありますが、ものの数秒で決まってしまうもので、面接時間の1時間で相手に与えた第一印象を覆すことはほぼ不可能と言ってよいと思います。

面接をプラスからスタートするのと、マイナスからスタートするのとでは、その後の面接の運びに大きな差が出てきます。最初に与えた印象が悪ければ、相手側も警戒し普段よりも厳しい質問や深い突っ込みが入り、面接の場は苦しいものになりがちです。逆に好印象を与えることができれば、相手に自分のペースを乱されることなく、和やかでスムーズなやり取りで面接が進むことが多いです。

この方は、会計事務所での経験と語学力に強みがあり、書類選考時には高い評価であったことと思います。面接で失敗しなければ良い結果になることを想定しつつ、明るい笑顔と張りのあるトーンで面接に臨み実践できたことが、良い結果に繋がったことと考えています。