USCPAの転職成功事例

日系電子機器メーカーの経理から大手監査法人の会計アドバイザリーへ

30代後半/男性/USCPA全科目合格

長期転職サポート
業界カテゴリ
監査法人
資格カテゴリ
全科目合格

相談のきっかけと転職活動に至るまで

≪相談のきっかけ≫
最初の接点は、この方がUSCPA(米国公認会計士)全科目合格した7年程前となります。仕事を探すためにご相談にお越し頂きましたが、当時はリーマンショック後の就職氷河期で、転職市場も極めて冷え込んでいた時期であることに加えて、30代前半でアルバイト以外の仕事経験が全くなかったこともあって選考が進まず、サポートはさせて頂きながらも就職先を見つけてあげることができませんでした。

補足として付け加えさせて頂きますが、もともと仕事の経験がないのは、米国にて会計とは異なる別の道を志していたことが理由で、決して遊び歩いていたわけではなく、その道を断念せざるを得ない状況となった際に、新たな道としてUSCPA取得を決意したという背景がございます。

その後、仕事探しに数か月を掛けて苦労をしながらも、日系電子機器メーカーへの就業が決まり経理職として働き始めました。

≪転職活動に至るまで≫
経理職として働き始めてからは、転職相談とは別の機会(飲み会など)で、数回会って近況を報告し合う程度でしたが、本人から本気で転職を考えているという話があり、改めて転職の相談の場を設けさせて頂きました。

転職活動に向けて~転職相談から求人の提供まで~

≪転職活動時の相談≫
未就業から始めた前職のメーカーでは、USCPA合格者で英語が使える経理部員として重宝され、日本基準の経理から米国基準の処理やIFRS導入プロジェクトにも関与するなど、わずか6年ほどの勤務期間の中で、忙しくも非常に濃い経験を積んできました。

その会社に採用してもらったという恩を感じつつも、この会社でこの先ずっと働くイメージができず、転職市場が活発化しているという情報が耳に入り、それまで燻っていた「一度は監査法人で働きたい」「1社に限らず様々な企業の会計処理に関与したい」という気持ちに火が灯り、就職活動時には面接のチャンスすらもらえなかった監査法人へ再度チャレンジしたいという希望がございました。

30代後半という年齢で監査法人に入ることのディメリットや、給与水準が下がる可能性が高いことを事前に説明させて頂きましたが、本人もそれを覚悟の上で転職活動に臨みたいという意向が強く、転職のサポートをさせて頂くことになりました。

≪転職で本人が望むこと≫
・監査法人のアドバイザリー職への転身
・電機メーカー以外の会計処理にも関わっていきたい
・自身の強みである英語力を活かせる環境
・可能であれば給与水準を維持したい

≪提供した求人情報≫
・大手監査法人 1件(会計アドバイザリー部門)

いざ転職活動へ~経歴書類の作成から内定まで~

≪経歴書類の作成と書類選考について≫
年齢面や給与水準を考えた場合、ご紹介できる求人は1社1部門のみでした。

特に監査法人の中途採用の場合、他の監査法人や同類のコンサルティング経験は十分に評価されますが、事業会社の経理はそこまで評価されにくく、一番下の職位であるスタッフでの採用となるケースが多いのが現状です。ただし、この監査法人のこの部門は、その上の職位であるシニアスタッフでの採用も柔軟に考えてくれる傾向があるため、その可能性に賭けて1社のみの応募となりました。

単に内定を得るだけでなく、内定の職位と待遇面も考慮に入れ選考に臨む必要があったため、経歴書類には、基準間のコンバージョンなど「当部門で評価されうるスキルと経験」を見出しに記載することに加えて、「リーダーシップやプロジェクトを推進した経験」を重点的に記載するよう、アドバイスをさせて頂きました。

≪面接に向けて≫
7年程前にお会いした時とは別人と思えるくらい逞しく成長をしていたため、面接の対応には不安は感じなかったものの、久しぶりの面接で自身の業務の棚卸がまだ不十分であったため、業務説明時に何を伝えるかに重きを置き、面接練習の場を設けさせて頂きました。

また、一次と最終の2回の面接がございますが、重要な面接は一次の部門パートナー面接になります。面接官として出てくる部門パートナーが何を評価ポイントとして見るかについても伝達し、しっかりとすり合わせをした上で当日の面接に臨むことになりました。

≪一次面接から内定まで≫
一次面接が終わったタイミングで、本人と会って話をさせて頂きましたが、和やかな雰囲気の中でしっかり経験内容を伝えることができ、面接の場で具体的な給与面の話が出てきたことから、かなりの好感触とのことでした。その後すぐに企業に確認を取り、部門としては採用の方向で話を進めるという言葉を頂き、後日設定した最終面接も合格となり無事内定を得ることができました。

大事なのはその内定の中身でしたが、職位はシニアスタッフ、待遇面も想定より上の条件提示でした。条件面だけでなく、面接時に合った上司の人柄にも好感を持ったことも重なり、最終的にこの会社への入社を決意しました。

転職成功のポイント

■内定を得ることだけを考えず、凝縮された経験を面接でしっかりアピールできたこと
経験・スキル面も人柄の面でも十分にシニアスタッフとして活躍できる人物、という評価で迷わず採用に至ったとのフィードバックを面接官から頂きましたが、6年間の短い期間ながらも凝縮された経験内容を、面接の場でしっかりと説明し伝えられたことが大きな成功要因であったことと思います。

職位も待遇面もほぼ本人の希望通りで、英語を多用する環境、且つこれまでの経験の延長線上で力を存分に発揮できる部門であると考えています。

アドバイザリーサービス未経験でシニアスタッフとして活躍できるか入社当時は勝手に不安を感じていましたが、入社してからの働きぶりは部門長からも高く評価されている様子です。さらに上の職位を目指しつつ、様々な企業の課題解決に邁進して頂きたいと思っています。

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