USCPAの転職成功事例
コンサルティング会社のサポート職から独立系M&Aコンサルティング会社のバリュエーションへ
20代後半/男性/USCPA全科目合格
長期転職サポート- 業界カテゴリ
- 会計・M&A・事業再生コンサルティング会社
- 資格カテゴリ
- 全科目合格
相談のきっかけと転職活動に至るまで
≪相談のきっかけ≫
初めて相談にお越し頂いたのは転職活動を始める7か月程前で、USCPA(米国公認会計士)2科目合格というステータスでした。大学卒業後に証券会社で個人営業を担当し、海外短期留学と現地でのインターン経験を経て、現職の小規模コンサルティング会社に入社しました。ただし、入社時に思い描いていたようなコンサルティングではなく、提案資料や議事録の作成など、コンサルタントのサポート業務をひたすら任されるばかりで、何か一つでも強みをつけないと一生サポート業務で終わってしまうという危機感から、USCPA取得の決意をされたとのことです。
本人のやりたいことは、M&Aコンサルティングと伺いましたが、専門性が高く且つ人気があって競合の激しい分野だけに、金融経験は個人相手のみ、コンサルティング会社ではサポート経験のみという現在の状況では、転職活動は難航することを率直に伝えさせて頂きました。また、M&Aの業界に入った場合に2科目のExpireの懸念も感じられたため、纏まった学習時間が確保できる現職の環境で、残りの2科目を取り終えてから転職活動を行うようアドバイスをさせて頂きました。
≪転職活動に至るまで≫
本人から「USCPA全科目合格しました!」という嬉しいメールを頂き、そのお祝いがてら改めてご相談にお越し頂きました。残り2科目とも1回目の受験で順調に合格したことに自信もついた様子で、この良い流れの中で転職活動を始めることになりました。
転職活動に向けて~転職相談から求人の提供まで~
≪転職活動時の相談≫
以前から希望として持っていたM&Aコンサルティングの道は持ちつつも、その道に行くのは簡単ではないことを認識しており、M&A以外の専門職の道も模索していくことになりました。また、別の観点で、奥様とこれから生まれるお子さんを養っていく上で、給与水準を上げたいという希望もあり、その本人の希望を叶えるべく転職のサポートをさせて頂きました。
≪転職で本人が望むこと≫
・M&Aコンサルティングへの転身
・M&Aが難しければそれに準ずる経験が積める環境に移りたい
・給与水準を上げたい
≪提供した求人情報≫
・大手FAS系コンサルティング会社 複数件(アナリスト・アソシエイト)
・大手監査法人 複数件(M&A・会計アドバイザリー部門)
・準大手・中小監査法人 2件
・独立系M&Aコンサルティング会社 1社
・独立系経営コンサルティング会社 1社(M&A部門)
いざ転職活動へ~経歴書類の作成から内定まで~
≪経歴書類の作成と書類選考について≫
経歴書類は既に作成を進めていたものがあったため、それをベースに簡単な手直しと応募先を種別分けした上での志望動機の作成をお願いしました。特にポイントとして留意したのは、「コンサルティング会社でのサポート業務を具体的に記載すること」でした。サポート業務ながらもコンサルティング会社での経験を持っていましたので、その経験を具体的且つ詳細に記載することで少しでも関連性をアピールできるような書類の作成を心掛けました。
応募後の書類通過可否の予測が難しいことから、一度に全ての求人に応募せず、第一志望群、第二志望群に分けて、先に応募する第一志望群の選考状況を見ながら、第二志望群も応募していくという方針で、各社へ推薦の手配を進めました。選考が厳しい大手FAS系コンサルティング会社は書類選考で落ちてしまったものの、それ以外は面接の機会を頂けるところも多く、1社ずつ面接の調整を進めさせて頂きました。
≪面接に向けて≫
複数回の面談から落ち着いて論理的に話ができる面接に強いタイプであると判断し、特に面接対策の場は設けませんでしたが、応募先の面接で想定される質問内容、面接官の雰囲気、伝えるべきこと、その他留意点等を事前に細かく伝え、各社の面接に臨んで頂きました。
≪一次面接から内定まで≫
一次面接を受けたのは4社で、いずれも企業側からの評価が高く、二次及び最終面接に進む企業もあれば、一次面接で内定が出たところもございました。各社の面接後や企業側からに進捗の確認が取れた際にお互いに連絡を取り合い、志望のすり合わせをしながらサポートを進め、内定(内々定を含む)は3社あった中で、最終的に第一志望の独立系M&Aコンサルティング会社への入社を決意しました。
給与としては他の内定先の方が高かったものの、やはり以前から興味関心のあったM&Aコンサルティングの道に進んでいきたいという希望が強く、また、複数回の面接の中で経歴の細かいところまで評価してくれたこともあって、同社での就業を選びました。
転職成功のポイント
■USCPA全科目合格が一次面接に呼ばれた大きな要因に
後々採用企業側から聞いた話ですが、USCPAに全科目合格していなければ面接に呼ぶことはなかったとのことです。USCPAなどの会計士試験合格者や有資格者に限った採用は行っていないようですが、逆にそのような方でない場合は、経験面で大きな強みがない方は、ほとんど書類選考で落としてしまうとのことです。この方の場合は、英語力という強みはあったものの、経験における専門性は浅かったため、USCPA全科目合格という点が大きく選考に影響したこと考えております。
給与水準は微増という内容でしたが、本人が以前から望んでいたM&Aコンサルティングの道、且つ業界内ではその専門性が高く評価されている会社への転職が叶ったことを考えると十分に成功と言えるものであると感じております。
業界内では過度な残業が少ない会社ですが、やはり忙しい業界であることは変わりありません。体調管理に気を付けつつ、奥様やこれから生まれてくるお子さんへの家族サービスも大切にしながら、大きく羽ばたいて欲しいですね。
≪USCPAキャリアナビ≫では・・
USCPA(米国公認会計士)科目合格の方で、全科目合格後の転職について考えていきたいという方や、科目合格から転職活動を始めようとお考えの方向けに、個別転職相談会を開催しておりますので、まずはお気軽にご相談ください。
USCPA試験の結果発表待ちの方へ~~個別転職相談会 科目合格時から全科目合格後のキャリアを考えよう~~個別転職相談会